▲読書会後の記念撮影
7月18日(火)17時30分~ 逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)読書会を良心館ブック&ショップで開催しました!事前に読了の上、参加された方は5名でした。
高校生の時にもう読まれていた方や、気になっていたので読書会をきっかけに読まれた方もいらっしゃいました。
独ソ戦を舞台に、狙撃学校での友情や、リアルで目を覆いたくなるような戦闘場面など、読みどころが多くありました。そして、少女狙撃兵の復讐物語は、意外な結末を迎えることになります。
レジュメ作成などは不要、読了していれば、あとは気軽に自由に話し合う方式で読書会は進みます。参加者は全員初対面ですが、同じ本を読んできたものどうし、話が弾みました。
読書会後は自由な歓談の時間が続きます。本の話に限らずいろいろな話題で盛り上がりました。
読書会で出た意見・感想の一部を紹介します。
(「ネタバレ」は含みませんが、気になる方は見ないようにしてください)
・伏線回収の見事さが印象に残った。
・ソ連/ドイツ、男性/女性など、単純な善悪の二項対立では割り切れない物語。
・人を殺すことに対する抵抗がだんだんなくなってくる怖さ。殺人が数値評価に還元される。
・過酷な環境に自分を殺して適応していくのが強さ?適応しないで同調圧力に屈しないのが強さ?
・「演じる」がこの小説のキーワード?「本当の自分」と人から見た自分との違いについて。
・女同士の友情と愛の違いとは?結末をどう解釈するか。
次回は課題本 宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社) で8月25日(金)17:30~読書会を開催します。ぜひご参加ください!
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